【限定一点】Andras war

アイテム解説

戦乱と混沌の先導者である地獄の大伯爵の召喚術が宿った、呪いにも似た支配。召喚者の願望に応じ、あらゆる人間関係に「不和の種」を植えつけ、意図せぬ方向へと捻じ曲げる力を持つ。
それは恋人たちの関係性を裂く毒に成る。信頼関係に仄暗い影を落とし、微かな疑念をやがて修復不能の破綻へと育て上げる。フリーとなった相手の事が欲しければ、得れば良い。職場では、言葉ひとつが争いの引き金となるよう術を仕掛け、競争相手を勝手に潰し合わせる。気付けば自分だけが火の粉を浴びず、ひとつ高みに昇っている。そう、これは争いを引き起こし、結果として術者の望む位置へと導く、戦略的な混沌。
周囲が揉め、壊れてゆく中で、自分だけが冷静に佇んでいる。その姿は強く、神秘的で美しくさえ映る。周囲の混乱は魅力の対比と成り、術者はますます無二の存在として周囲に映る。
不和こそが最大の武器となるこの魔具は、人間関係の中で常に優位を築きたい者、人を意のままに動かしたい者にとっては、これ以上ない最強の力と成ろう。誰を争わせ、誰を排除し、誰の心を手に入れるか、それすら全て術者の意志次第。